ナノチューブ応用研究センター スーパーグロースCNT

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スーパーグロース・カーボンナノチューブの配向構造体 花 スーパーグロース・カーボンナノチューブの配向構造体"花"

カーボンナノチューブは、ナノテクノロジーの中核物質として、世界中から注目を浴びている新素材です。我々は、このカーボンナノチューブの合成と応用という、ホットでエキサイティングな研究フロンティアで、世界を牽引する研究を行っています。我々は、独創的かつ斬新な方法で、世界中で我々にしか合成できない、構造の制御されたカーボンナノチューブを創製しています。そして、このカーボンナノチューブを、自己組織化、半導体プロセスなどの手法を駆使して、あるときには階層的に集積化し、あるときには形状成型して、所望の機能を具備するカーボンナノチューブ部材を生み出します。最後に、これらの高次機能を有するカーボンナノチューブ部材をキーファクターとしたアプリケーションを開発し、カーボンナノチューブの新しい可能性を世に示すとともに、実用化を目指します。必然的に研究は、多岐に渡り、学際的になります。このような研究環境から、サイエンス・ネイチャー級のインパクトのある基礎研究が次々と生まれます。また国研ならではの、企業との強い連携を活かした応用研究を通じて、基礎研究を社会に還元することにも注力しています。我々の目標は、我々自身が開発した技術から、ナノテクノロジー、そしてカーボンナノチューブの新しい産業を創出し、人々の暮らし、人類のあり方に変革をもたらすことです。

我々は、特に当研究室で開発された「スーパーグロースCVD」(2004年『サイエンス』誌掲載)をコア技術とし、その技術思想をベースに、日々、革新的なカーボンナノチューブの合成法を探求しています。究極の目標は、完全に構造が制御された、カーボンナノチューブを合成することです。合成したカーボンナノチューブを使いこなし、スーパーキャパシター、アクチュエーター、CNT電子放出薄型ディスプレイ、マイクロマシンなどの、幅広い分野で用途を創出することにも取り組んでいます。当研究室は現在、複数の国家プロジェクト(2011年まで)に参画しており、国の全面的なバックアップを得て、ナノテクノロジーをめぐる世界との、熾烈な競争を勝ち抜くべく、努力しております。

研究室情報

  1. 当研究室は、半導体プロセス装置群や、11台の全自動カーボンナノチューブ合成装置を完備したクリーンルーム3室を含む、専有実験室を6室(床面積500平米)保有しています。これらの、物理、化学、電気、材料工学を跨ぐ専有実験装置群は、イノベーティブで学際的な研究を世界に先駆けて遂行するためには、不可欠なインフラです。
  2. 産総研ナノチューブ応用研究センターのセンター長は、カーボンナノチューブの発見者として知られる、世界的に著名な研究者、飯島澄男博士です。飯島先生は、我々にとって、研究の師であると共に父親ともいうべき存在です。つくばに来られた際にはしばしばメンバーと一緒に会食し、ワインを飲み交わしながら、四方山話に花を咲かせます。時代を代表する超一流の研究者と共に時を過ごせることは、研究者としての生き方、あり方を考えるまたとない機会です。
  3. 当研究室が属する産総研は、公的研究機関としては日本で最大級の(2,500名以上の常勤研究者を擁する)研究所です。産総研つくばセンターは、東京近郊約50km(電車で45分)の距離に位置しています。我々は、この恵まれた研究環境を活かして、産総研内部の多くの分野の専門家と、強力なタグマッチを組み、力と知恵を拝借しながら、学際的な研究を遂行しています。
  4. 当研究室は、日本人・アメリカ人・インド人・ポーランド人・韓国人・中国人をメンバーとする、極めて国際的なグループです。外国人の常勤研究者も数名います。とかく内弁慶になりがちな、日本人にとって、国際性を磨く絶好の環境です。

当研究室の若いメンバーが、この恵まれた環境で大いに育ち、世界に通用する研究者になってほしい、そう強く願っています。
当研究室で、ナノテクノロジーと、最先端研究にチャレンジしたいという、高い志と熱い情熱を持つ人材を、募集いたします。我々と共に、サイエンスのフロンティアを、切り開いていきましょう!