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ベルギー政府、ナノマテリアル登録制度にはさらなる品質の向上が望めるとの見解を示す

2018年6月14日

ベルギーの公衆衛生・食品供給安全・環境のための連邦公共サービス(FPS Public Health)は、ナノマテリアル登録制度に登録されたナノマテリアルについて最初の年次報告書を公開した。初回の登録期間の2015年9月15日から2017年4月1日までに98の登録者によって計475件の登録がされた。登録者の内訳は、輸入業者が56%、販売業者が22%、製造業者が11%、残りは考案者またはその他となっている。CAS番号に基づく分類で約150種の化学物質が登録された。

欧州標準産業分類(NACE)のコード 20「化学物質および化成品の製造者」が企業の経済活動について説明するために最も多く使用され、登録の区分としては、NACEコード20160「成型前のポリマーの製造者」が最も多く使用された。2016年にはナノ粒子形状の化学物質の輸入が57,550トン、製造が16,947トン、流通が13,815トンとなっている。1,000トン以上で登録された物質は、アモルファスシリカ、炭酸カルシウム、ステアリン酸処理炭酸カルシウム、カーボンブラック、三酸化二鉄、酸化ケイ素である。ほぼ半数の登録がREACH規則の適用の外となる1トン以下の量で行われた。

FPS Public Healthは、登録の内容から判断して登録制度の品質にはさらなる向上が望めるとしている。また、全ての潜在的な登録者が、ナノマテリアルの登録を義務付けた2014年5月27日の国王令について承知しているわけではないとも指摘している。

Executive summary: Annual report of the Belgian nanoregister, trade year 2016:PDF 246 KB

https://www.health.belgium.be/sites/default/files/uploads/fields/fpshealth_theme_file/executive_summary_en.pdf