リスクマネジメント関連情報

ナノマテリアルの有害性に関する発表資料公開

2018年6月14日

国際労働衛生委員会(ICOH)は、2018年5月4日にアイルランドのダブリンで開催された2018 ICOH Congress の発表資料を公開した。ICOH Congressは3年ごとに開催されるICOHの会合で、本年が第32回目の会合となる。ナノマテリアルの特別セッションが設けられ、カーボンナノチューブ(CNT)を中心にナノマテリアルの潜在的な有害性に関する新たな研究結果について議論された。

フィンランド労働衛生研究所のH. Wolffらは、in vivo 試験と組織学的分析を中心にアスベストとCNTの発がん性の相違について評価し、アスベストへのばく露に特有の影響と考えられるTh2型の免疫反応に関係する好酸球増加は、物理的特徴がアスベストによく似たいくつかのタイプのCNTで観察されうるとしている。他にもCNTが誘発する炎症のメカニズム、職業性ばく露に関する最新の知見、繊維状物質の剛性が毒性に及ぼす影響、リスク管理策などの課題が取り上げられた。

2018 ICOH Congress

http://icoh2018.org/2018

Occupational and Environmental Medicine, Vol. 75 (Suppl 2), 2018, “Nanomaterials”

http://oem.bmj.com/search/volume:75%20issue:Suppl+2%20sort:first-page%20direction:ascending?facet%5Btoc-section-id%5D%5B0%5D=Nanomaterials